パーソナルトレーニングを検討している多くの女性が不安に思っていること。
それは「筋トレをしてムキムキでゴツい身体になってしまいそう」という疑問。

本当にトレーニングでムキムキにならずに痩せることができるのでしょうか?

筋トレにも目的に合ったトレーニングが存在する

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まず、厳しいようですが一言言わせてください。

「そんなに甘くない」

筋肉をつけてムキムキになることがどんなに厳しく難しいことかわかっていないと上に書いたような「ムキムキになりたくない」という不安を抱えてしまいます。
「痩せる」ことが目的ならそれ相応の内容のトレーニングがあります。
誰もがトレーニングをしたら筋肉がついてムキムキになってしまうわけではありません。

例えば男性の話ですが、男性は女性よりもホルモンなどの関係で筋肉がつきやすくなっています。
ですが、下着モデルのようなムキムキのかっこいい身体になるのだってそう簡単ではありません。

間違ったトレーニングをしていれば一向に身体は大きくなりません。

これはにわかに信じがたいかもしれませんが、筋トレをやればやるほど筋肉がつくわけではありません。
むしろやり過ぎると筋肉は分解されます。

筋肉を休めることも必要ですし、体質や目標に見合ったトレーニングが必要です。さらに栄養管理も重要です。

つまり、男性でも筋肉をゴリゴリにつけてムキムキになるのは難しいことなので、ちょっとやそっとで身体がゴツゴツになってしまうなんてことは無いわけです。

痩せるためには低負荷でゆっくりと

筋肉を大きくしたいなら、高負荷(10回程度で限界が来てしまうような重さ)のトレーニングが有効です。
パーソナルトレーニングジムにカウンセリングに行き、「ダイエットしたい」と目標を伝えたのにこのような高負荷トレーニングは行いません。

それでは脂肪は燃やせても筋肉が大きくなってしまうからです。

もちろん、トレーナーはプロですのであなたの身体の状況から判断して通常よりも高負荷にする場合もあるかもしれません。
ですが、基本的にどこをどう鍛えればどう変化するかというのはプロトレーナーなら頭に入っていますので安心してください。

「筋トレ」=「マッチョ」という式は必ずしも成り立つわけではありません。
痩せるためには痩せるためのトレーニングを行います。

プロテインを飲むと太る?

また、プロテインを飲むことに抵抗のある方が多いように思います。
こういった方は男性にも多く見受けられます。

「プロテインを飲むと太る」
「プロテインを飲むと筋肉質になってしまう」

実際はそんなことはありません。

まず、誤解を解いておきたいのはプロテイン=筋肉をつける魔法ではないということです。

プロテインは日本語でタンパク質という意味です。
つまり身体に足りない栄養素を補うためのサプリメント。

食事では取りきれない必要な栄養素を補うためのものです。

プロテインにも種類が豊富にあります。

例えば身体を大きくしたい、太りたい、という方にはタンパク質に加え炭水化物が多く含まれているものや、カロリーを抑えたソイプロテインなどです。

ダイエットが目的だからといってプロテインは必要ないというのは間違いです。
トレーニングによって様々な栄養素が失われますし、脂肪を燃焼させるのにも栄養素が必要になります。