プロテイン

photo credit: las – initially Instant Protein via photopin (license)

日本ではその存在は広く知られているものの、ふんわりとしたイメージでしか知らない人が多いプロテイン。

プロテインを飲んだこともないのに「プロテインは良くないらしい」という固定概念を持った方がよく言うあのセリフ・・・。

「プロテインは太るよ」

これって本当なのでしょうか?

まずは太るメカニズムを知る

人が太る仕組みをご存知でしょうか?
「バカにしてるの?」と言われそうですが、実際言葉にして説明できる人はそう多くありません。

基本的に、人が太るためには 消費カロリー<摂取カロリー という式が成り立たなければなりません。

そう、簡単仕組みです。1日に使うカロリーよりも多くのカロリーを摂取すれば太るのです。

太る仕組みがわかったところでプロテインの話に戻りましょう。

プロテインはカロリーが高いのか?

人が太る仕組みを踏まえると、「プロテインは太る」という理論はプロテイン=高カロリーでなければなりませんよね?

日本で一番有名なプロテイン「ザバス ホエイプロテイン」を例に出すと1食分のカロリーはたったの83kcalです。

ご飯1杯 235kcal
一般的なラーメン 450kcal

はい、早速「プロテインは太る」という都市伝説が崩れてしまいました。

結論としてプロテインが原因で太るということはありえません。
プロテインを飲んで太ったとしたら、もともと食事が高カロリーだったというパターンでしょう。

ひとつ付け加えておくと、プロテインとはちょっと違いますが「ウエイトゲイナー」という『太りたい人向け』のサプリメントもあるということ。

商品にもよりますがこのウエイトゲイナーは1食あたりのカロリーが1000を超えるものもあり超高カロリー。
これを食事に加えて飲んでいれば太るでしょう。

関連:太りたくても太れない!ハードゲイナーたちのデブらず太るためのカロリー計算と食事法。おすすめサプリも

プロテインにまつわる誤解

「プロテインは太る」以外にも多くの方がプロテインに対する誤解を持っています。
間違った意見に惑わされないためにも、正しい知識を得ておきましょう。

プロテインは筋肉増強剤・薬

プロテインを飲むと筋肉がムキムキになったりする筋肉増強剤や、薬のように思っている方がいますがこれも間違いです。
飲むだけで筋肉が付けばだれも苦労しませんしボディビルという世界も存在しないでしょう(誰でもムキムキになれてしまうから)

プロテインはたんぱく質などを効率よく摂取するためのサプリメントでしかありません。

たんぱく質は、筋肉はもちろん、髪・骨・肌などを形成する役割も持っているためトレーニングをしていない人でも不足している人にはぜひ摂取してほしい栄養素です。

関連:ダイエットをするのにプロテインは必要か?

脂肪が筋肉に変わる?

これもよく言われるのですが「脂肪を筋肉に変える」という誤解。

脂肪がトレーニングやプロテインによって筋肉に変わることはありません。

痩せたい人・太りたい人にも、運動していない人にもプロテインはおすすめ

photo credit: Marvin Chandra Kat via photopin (license)

上にも紹介したようにたんぱく質は肌・髪・骨など筋肉意外にも身体を作る上で欠かせない栄養素です。

たんぱく質が不足すれば筋肉は分解され、髪・肌・骨にも影響が出てしまいます。

現代の日本人の食事ではおそらく多くの人が1日に必要なたんぱく質量を摂取できていません。

特に筋トレやスポーツを指定ない人でも、「プロテインを飲むようにしてから肌がキレイになった」なんてことはよくあるのです。
その人にはもともとたんぱく質が不足してたんですね。

このようにプロテインはなにも運動をする人や筋トレをする人のものだけではありません。

よくある「ビタミン」「亜鉛」などのサプリメントのように、足りない栄養素を補うサプリメントです。

一度、自分に必要なたんぱく質量を知り、毎日の食事で不足していないか計算してみてプロテインの導入を検討してみてはいかがでしょうか?